「ノシ」とは?意味や具体的な使い方、由来についてわかりやすく解説!

「ノシ」とは?読み方は?

「ノシ」という絵文字は、手を振るジェスチャーを表現するための記号で、片手を上げた「ノ」と手を振る際の残像を表す「シ」から成り立っています。

これはSNSやチャットなどで、別れの挨拶の後に顔文字と一緒に使用され、相手に手を振るジェスチャーをテキストで表現するのに使われます。また、単に手を上げるだけのジェスチャーや、手を激しく振る様子を表す場合もあります。

「ノシ」は手を振る様子を表す記号であり、「のし」とは発音しないものです。なぜなら、それは記号であり、発音されることはありません。

「ノシ」の由来

「ノシ」は、2000年代中頃以降、オンライン掲示板の「2ちゃんねる」で広く用いられるようになった気持ちを表現するための記号です。

インターネット掲示板上では、「アスキーアート」が頻繁に利用されます。「アスキーアート」とは、テキスト文字や記号を組み合わせて描かれる絵のスタイルのことです。

当時、特に注目されたアスキーアートの中に、手を振る姿を表現したものがありました。このアスキーアートから、「ノシ」だけが抜き取られ、絵文字のように広まったのです。

「ノシ」、もはや廃れた表現なのか(死語)?

登場してから10年以上が経ち、徐々に使用頻度が減少しているようです。

そのため、一部の人々はノシを既に時代遅れと見なしています。

しかし、SNSの投稿などを観察すると、インターネット上では依然として「ノシ」を使用する人がまだ多いようです。

「ノシ」の使い方

以下は「ノシ」を顔文字と組み合わせた具体的な例です。
(顔文字と馴染むように半角使用)

【またね】( ̄▽ ̄)ノシ  【バイバイ】(´;ω;`)ノシ

同じ別れの挨拶でも、「( ̄▽ ̄)ノシ」は気楽な様子が伝わりる一方、「(´;ω;`)ノシ」は別れる寂しさが伝わりますね。

【爆笑】(ノシ´∀`)ノシ バンバン 【抗議】(💢ノシ ‘ω’)ノシ バンバン

【爆笑】と【抗議】は両手でバンバンとものをたたいている様子が  伝わってきます。

①別れの挨拶

「ノシ」は、通常、別れの挨拶として使用されます。

以下は具体的な例文です。

例文 :「また今度(・ω・)ノシ」 「じゃあね〜(>∇<)ノシ」 「今日はもう落ちるわノシ」(「落ちる」とは書き込みややりとりから離れることを意味します) 「ノシ」(単体のみで使用)

ネット掲示板やチャットの中では、挨拶を受けた相手も同じく「ノシ」と手を振り返すことが一般的です。

②出会いの挨拶

「ノシ」は、別れの挨拶だけでなく、出会いの挨拶にも使用されることがあります。

これは相手に近づきながら手を振るイメージです。

以下具体的な例文です。

例文 :「やっほー(・∇・)ノシ♪」 「和子です!よろしくねノシ♪」

③挙手

「ノシ」は、挙手している様子を示すために使われることもあります。

以下、具体的な使用例です。

例 :「私もそれを購入したよノシ」 「この提案に賛同する人は?⇒はい、私です(・ω・)ノシ」

ほかにも、以下のような記号が同じ挙手を表すものとして使われることがあります。

ノ"」:これは手を振っている動きを示します。 使用例:「いつでも呼び出してねノ"」

「ノ」 これは手を上げているが、振ってはいない状態を示します。 使用例:「私もそのプランを支持しますノ」

興味深いことに、ノ記号の数を増やすことで、合意や賛同の強さを表現することが可能です。

④抗議・催促

記号「ノシ」は時に、不満や要求を示す際に用いられることがあります。

特に、「( ‘ω’)ノシバンバン」という形で、机をたたく音を表す「バンバン」を含めた表現が一般的です。

以下実際の使用例です。

例 :「このキャストでの映画化は反対だ( ‘ω’)ノシ バンバン」 「新しいゲームがもっと早く出ないかな( ‘ω’)ノシ バンバン」

⑤爆笑

時折、「ノシ」記号は大いに笑っている状況を表現するために使われます。

このような場合、机を叩いているような音を示す「バンバン」という表現と組み合わせて使用されることが一般的です。

笑いをこらえきれずに机を叩く様子を描写しています。

以下使い方の例を確認しましょう。

例 :「このビデオは笑いすぎて腹が痛いノシ(‘ω’)ノシ バンバン!!」 「このジョークは意味不明で最高に面白いノシ(‘ω’)ノシ バンバン!!」

「ノシ」まとめ

記述方法:ノシ(半角文字で記述)

定義(意味):手を振るジェスチャーを象徴する絵文字

起源(由来):2000年代半ばに、日本のインターネットフォーラム「2ちゃんねる」で使用が始まった。

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